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近年、核家族・女性の社会進出を背景にして保育園の需要は高まりつつあります。待機児童を減らすために各自治体は保育園の増設、受け入れ人数の拡充に努めていますが、新たな入園希望者の増加により、待機児童は一向に減る気配はありません。その理由として、子どもの数は減少していても、働く女性及び働きたい女性が増えていることがあります。申告のある待機児童はあくまで表面的なもので、実際には数字に表れない潜在的な需要がかなりあると言えます。
こうした背景のなかで、東京都は独自の認証保育所制度をスタートさせました。
認証保育所は厚生労働省が定める認可保育所よりも設置基準を大幅に緩和させ、利用者の利便性を図ったことが特徴です。
東京都が掲げる認証保育所の特色としては、「民間企業を含む多様な事業者がサービスを競う」ということを前提に、
(1)全施設において0歳時からの受け入れ
(2)
全施設において13時間の開所を基本
(3)
都が設置 を認証し実施主体である区市町村とともに指導
(4)
重要事項の情報開示
(5)
ニーズにあった保育所の選択
(6)
利用者と保育所との直接契約
(7)
料金の上限の設定
(8) 適切な保育水準の確保 を挙げています。
運営費の1/2ずつを都と市町村が補助し、さらに駅前に設置する場合は施設整備費も一部補助することとしています。
尚、具体的には8月1日から下記3箇所が開所しています。
社会福祉法人 桑の実会(足立区)・小田急商事 (狛江市)・多摩エンゼルベビーホーム (青梅市) |