■ |
上の調査結果をふまえた上で、まず保育所運営費の効率化のために重要なこととして「人件費の抑制」「公設民営、株式会社の参入促進」を挙げ、そのための規制改革等の推進を求めています。
さらに、多様な保育ニーズへの対応という観点から今春すでに実施している
(1) 短時間勤務保育士(注)は保育士総数の2割以内でなければならないとする規制を撤廃し、常勤保育士が原則として各クラスに1人
以上配置されていればよいこととする(雇児発第0521001号)
(注)短時間勤務保育士‥‥1日6時間未満または月20日未満勤務の保育士
(2) 分園制度について、本園1か所につき分園2か所までとなっている分園の数規制の撤廃、分園のみの公設民営解禁などの規制改革を
行う(雇児発第0521002号)
(3) 保育所の最低定員規制(20人以上)を改め、認可申請の時点では20人未満であっても、認可した日以降において20人以上になることが
確実に見込まれる場合であれば認可できることとする(雇児保発第0521001号)
などの措置を挙げた上で、さらに今後必要とされることとして
(4) ビルにおける保育所開設を容易にするため、保育所建物基準の見直しを行う
(5) 調理室必置規制等の保育所設備基準の見直しを行う
(6) 学校の余裕教室等の既存施設を可能な限り活用する
などへの取り組みを挙げています。 【財務省主計局「予算執行調査資料(第1次)」 H14.6.21 より】
|