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◆ 厚労省、保育所の幼稚園転用、築10年以内でも容認の方針へ ◆
 厚生労働省は、これまで認められていなかった築10年以内の保育所の幼稚園への転用を容認する方針を固めた模様です。
 従来は、国庫補助を受けて建設された保育所を、建設後10年を経ないで社会福祉事業の用に供する施設等以外に転用することは認められておらず、転用する場合は補助金を返還することとされていました。しかし地方を中心に過疎化や少子化などによって定員割れの保育所や幼稚園が増加し、統廃合が必要となっていることなどから、方針を改め、@自治体が保育所と幼稚園の連携を推進している A転用によって保育所の園児の処遇が低下しない などの条件を満たす場合には、転用の場合でも補助金の返還を求めないこととしたものです。報道によると、同省は建設後3年程度の新しい施設でも転用を認める方針であるとのことです。
 同省に照会したところ、本件に関する通知については11月中に発出する予定で、現在作業を進めているところであるとのことです。
 
◆ 京都市、全国初の複合福祉施設を整備へ ◆
 京都市は、同市内の住宅展示場跡地に、児童館やデイサービスセンターなどの福祉施設に加え、施設利用者と市民が交流するスペースを備えた複合施設「北山ふれあいセンター(仮称)」の整備基本構想をまとめました。同市によると、福祉施設と交流スペースを併せ持つ施設の整備は全国初とのことです。
 同センターには、児童館・知的障害児母子通園施設などの児童向け施設、高齢者向け施設として老人デイサービスセンター・在宅介護支援センター、また障害者向け施設として身体・知的障害者デイサービスセンターが設置されるほか、施設利用者と地域住民などがふれ合う多目的スペースが設けられます。市は17年度までに整備計画を策定、19年度の着工・20年度の開設をめざすとのことです。